「小規模不特が変える不動産ビジネスの在り方」〜小規模不動産特定共同事業の活用を本気で考える〜

先日、住宅新報さん主催の講演を受講してきました。

テーマは「小規模不特が変える不動産ビジネスの在り方」〜小規模不動産特定共同事業の活用を本気で考える〜。
第一部は「不特法の概要と展望」と題して、株式会社価値総合研究所の室氏が、第二部は「不特法を活用した実例」と題して、株式会社エンジョイワークスの福田氏が講演されました。

不特法については、小規模不動産特定共同事業が創設されたり、クラウドファンディングの活用が可能になったりと使い勝手が良くなっているような気がする一方、利用しやすそうな小規模不特(第1号事業)においては、集められる金額が上限で1億円で、投資家1人あたりの投資額が100万円までに制限されるということで、使えなさそうだなぁという印象を持っていました。

1億円では、都内の物件買えないよぅ…って感じで。

今回の講演を受講して、自分の想像力の無さを思い知りました。

不動産を買って貸したり売ったりするばかりでなく、賃借してバリューアップする事業で良いぢゃん!
デットと併せて活用すれば、一定の事業規模まで可能性が拡がるぢゃん!

当社のグループ会社で行っている飲食事業や、活況が続く宿泊事業等とのシナジーが効かせられれば、事業性が確保できる可能性は充分あるのでは無いかと感じました。

今後ますます対策が求められる空き家問題に対する解決策としても活用ができるかもしれません。

事業者のボトルネックとして挙げられていたポイントのなかで、登録時のコンプライアンス態勢の整備がありました。

ここは、投資家保護の観点から非常に大切である一方、その態勢整備には会社としての負担が予想されます。

キチンと態勢整備した上で小規模不特業者としての事業をスタートし、将来的には(小規模では無い)不特法業者として規模を拡大していくというのが良さそうですね。

当社でも是非取り組んでみたいという気にさせて頂いた講演でした。
ありがとうございましたm(_ _)m

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